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本日、夏越しの大祓い。

本日、午後4時より”夏越しの大祓い”(なごしのおおはらい)を行ないます。

この神事は他の祭礼行事とはちょっと違いまして、かなり特殊な趣きがあります。
参列する神職も式次第をよ~く覚えておかないと、戸惑ったりすることがあります。
神事は大きく三つに分けられます。

〇 大祓い
〇 鎮火祭
〇 茅の輪くぐり


大祓い
これはいわば、極々丁寧に行なうお祓いです。
大祓い詞を奏上して祓い、榊の麻(ぬさ)で祓い、切麻(きりぬさ)という和紙を細かく切った物で祓い、絹を切り裂く祓いがあり、縄を解いていく祓いを行ないます。

一年の上半期の穢れを祓って、夏を無事に過ごすための神事です。
大祓い詞の奏上は禰宜が行なうのが習わしです。



鎮火祭
これは一言で言って、火事を防ぐ祈祷です。
忌火切りで熾した火をロウソクに移しておき、この火を種火にして火を熾します。
大祓いの形代をお焚き上げし、最後に鎮火の呪文を唱えつつ火を消すのです。
宮司が奏上する鎮火祭の祝詞は、古い祝詞で他の神事とは少々趣きが異なるのが特徴です。



茅の輪くぐり
禰宜の先導によって、宮司以下神職が茅の輪をくぐります。
三回kぐるのですが、三首の和歌が奉唱されます。
輪をくぐる事で祓いを受ける訳です。
茅の生命力にあやかった祓いでもあります。


この三つの祭礼は、一体になっています。
参加される方は、事前に名前を書いた形代を受付に納めておいてください。


神職とともに茅をくぐられた方には、この”茅の輪守り”を差し上げております↓
本日、夏越しの大祓い。_f0169215_822718.jpg

これは神職手作りの御守で、今日の神事に参加された方のみにお頒ちしているものです。
境内の神田で作った赤米のワラで作られています。
・・・・・ので、正確にいえば”茅”ではなく“稲守り”かも知れませんね。
御神米の呪力と生命力にあやかった御守です。

茅の輪くぐりは、およそ、午後4時半から40分頃になると思います。
雨でも行ないます。
・・・まあ、昨日の横浜みたいなゲリラ豪雨の場合は、止むまで待ちましょうか・・・。
それはそれで”お祓い”のような気もしますW

by guujihitorigoto | 2011-07-01 08:40