戦没者戦災殉難者の慰霊

今年も”慰霊”の夏がやってきました。
夏は日本人にとって、死と生と御魂の慰霊を考える季節なのではないでしょうか。

まず旧のお盆があります。
昔から亡くなったご先祖が帰ってくる季節でした。
そこへ加えて・・・戦時中のアメリカによる二発の原爆投下。
8月15日には終戦記念日、その前の12日は日航機の御巣鷹山墜落事故・・・。

当、氷川神社の先代宮司の逝去も夏の盛りのことでした。
暑い太陽の日差しとアブラ蝉の大合唱を聞くと、いつも父を送った葬儀の日のことを思い出します。


明日の8月15日には、東京都慰霊堂で行なわれる「戦没者戦災殉難者慰霊祭」に参列します。
毎年行っている慰霊祭で、どなたでも参列できます。

日時   8月15日 午後3時 齋行   (受付 午後2時半~)
会場   東京都慰霊堂
      JR「両国」駅下車 3分  横網町公園内(墨田区横網2-3)
      
参加費  無料
 ※ 御志やお供え物は歓迎いたします。服装はあまり軽装に過ぎぬよう、ご留意ください。


私ども都内神社の青年神職はこの慰霊祭に参列後、靖國神社に移動し、午後4時半より正式参拝を行なっています。
毎年の恒例行事です。



しかるに・・・民主党の鳩山代表、岡田幹事長にはどうしても言いたいことがあります。

鳩山氏は、政権を取った暁には「国立追悼施設」建設を行なうと明言しました。
これは”国が新しい宗教を創る”という作業に他なりません。
追悼というのは、どのような形式で行なうにしても、その行為自体が”宗教行事”なのです。
政教分離を厳格に行なうため、という建前とは逆行し、矛盾する作業です。

岡田幹事長は、靖國神社には絶対に参拝しないと明言しています。
これは鳩山氏も同様でありますが、その理由にいわゆる”A級戦犯”が合祀されているから・・と言っています。
それは近年になって中国が言い募ってきたことを受けて言っている後付けの理由です。
本音は中国から圧力を掛けられるのが厭、ということでしょう。

戦後の国会に於いて、いわゆる”戦犯”と呼ばれた人たちの名誉回復決議は何回も行なわれているのです。
昭和28年7月9日の衆院厚生委員会では、社会党の堤ツルヨ議員までがこう発言しています。

「獄死をされたがために、国家の補償を留守家族が受けられない。
   しかもその英霊は靖國神社の中にさえも入れてもらえない・・・」

もとより”A級戦犯”の汚名を着せられていた岸信介氏も総理大臣になれる訳などないではありませんか。
鳩山・岡田氏らの言い分がいかに矛盾と欺瞞に満ちているかが判ろうというものです。

民主党の代議士たちは、したり顔で”合祀”とか”分祀””招魂祭”などの「神道の宗教用語」を使って話をしますが、それらの用語の意味と用法は少なからず間違っています。
私たちの精神文化と宗教観が、政治の小道具に使われることには我慢がなりません。


一人でも多くの人が、靖國神社に参拝なさることを願って止みません。

”追悼”はいつでも個人の心の内で出来ること。
”慰霊”は先祖や死者の御魂の前で、誠意を示すことです。

合掌。
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by guujihitorigoto | 2009-08-14 10:06