釜〆って???

まず、今日は天皇誕生日。
神主としては・・↑ かように表現するのはちょっと不遜な気がしてはばかられます。

本来、今上陛下の生誕記念日は「天長節」と云います。
御皇室の弥栄と陛下の御健康を謹んでお祈り申し上げる次第です。


この季節になると、「釜〆(かまじめ)」が始まります。
神棚をきれいにして、御札を新しいものに祀り替えることを総じて”釜〆”と呼ぶのです。
神棚の御札、御幣、注連縄の紙垂・・・などの一式の、いわば御札のセットを称して”釜〆”とも云います。
丁寧な方は”お”を付けて、”お釜〆”とも表現します。

・・・例えば神社の受け所で、こういう会話が成り立つ訳です。

「いやあ、寒くなりましたねぇ・・」
「釜〆の季節ですねえ・・・」
「お釜〆、一組みください。」

「釜〆」のおふだ一式は↓こんな感じ・・・
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どうしてこう呼ばれるようになったのか・・・?
正月というのはそもそも、新年の御神徳をもたらしてくれる「歳神様」を迎える神事です。
同時に台所の釜を洗ってそこに御幣を立てて、竈の神様をお祀りする。
お祀りしているから、三ヶ日は釜は使えない訳で、その間に食べるのがおせち料理という訳です。
本来、お正月を迎えるということは、台所の竈を〆るという事でもあったのかも知れません。

神棚の神様と「歳神様」、台所のお釜と「竈の神様」、両方お正月を迎えるには大事な神様なのだと改めて思います。
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by guujihitorigoto | 2011-12-23 16:51